21時からの奏しいログ

ハロヲタのための24のガヴォット第21番変ロ短調 

付加体

付加体 というのは聞きなれない言葉かもしれないが
1980年代ごろから使われるようになって
現在ではほとんどの地質学者が

日本列島の大部分は付加体である  と言うようになった


あまりうまく説明できないのだが
海のプレートが陸のプレートの下にもぐりこんでいくとき
海のプレート上の堆積物が剥ぎ取られて
陸のプレートの下に付加していったものらしい

この場合新しい付加体は古い付加体の下に付加するので
地層は下より上が新しい という常識が成り立たない

いろいろ調べてみると
日本海側のごく一部を除いて
ジュラ紀にできた付加体が白亜紀以降に変成作用を受け
さらに火山活動や度重なる地殻変動で複雑な構造になったらしい


狭い国土ながら 地質の標本箱 みたいになっているわけだ